大会長ご挨拶

第18回日本核医学会春季大会のご案内

第18回日本核医学会春季大会
大会長 畑澤 順

第18回日本核医学会春季大会を、平成30年5月12日(土)~5月13日(日)の2日間、東京 虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催いたしますのでご案内申しあげます。

第3期がん対策推進基本計画が閣議決定され、この中に “国は、関係団体等と連携しながら、核医学治療について、当該治療を実施するために必要な施設数、人材等を考慮した上で、核医学治療を推進するための体制整備について総合的に検討を進める。”と記載されております。核医学が、国の施策の中に初めて記載されました。日本核医学会として、関係団体などと協力し、核医学診療の普及に向けた活動を一層加速してまいります。

昨年までの春季大会にご出席いただいた皆様に、運営上改善すべき点をアンケート調査いたしました。寄せられた多くのご意見に基づいて、会場、講演プログラムの見直しを行いました。新たにPET核医学認定医の先生方のための「PET核医学エキスパートセミナー」を設けました。今後も皆様のご意見をできるだけ日本核医学会の活動にフィードバックいたします。さらにご意見いただきたくお願い申しあげます。

春季大会は主に教育を目的とした学術集会です。核医学基礎セミナー(卒後研修医コース、初心者コース、看護師コース)、専門医教育セミナー、PET研修セミナー、PET核医学エキスパートセミナー、PET施設認証セミナー、アミロイドPET読影講習会など、教育・専門医審査委員会(橋本順委員長)、PET核医学委員会(細野眞委員長)を中心にプログラムを組みました。「PET研修セミナー」は医師・歯科医師コースと診療放射線技師コースを設け、PET核医学認定医、PET核医学歯科認定医や核医学専門技師の資格を取得される上で必要な、法的規制・放射線防護・読影のポイントなど、PET診療に必須の基礎知識と実際上の取り扱いが解説されます。厚生労働省が求めている「陽電子断層撮影診療に関する所定の研修」の要件に沿った形で構成されています。なおこのPET研修セミナーは日本核医学会が主催し、日本核医学技術学会、日本医学放射線学会、日本放射線技術学会、日本診療放射線学会、日本アイソトープ協会との共催となります。将来のアミロイドPET診療には「PET施設認証セミナー」、「アミロイドPET読影講習会」の受講が必要になります。核医学基礎セミナー看護師コースは、核医学診療看護師制度の発足に伴い、核医学診療看護師の資格申請に必要になります。

特別企画として、「安全文化の醸成に向けた取組み(仮題)」(原子力規制委員会 原子力規制庁 松本武彦氏)、「医療放射線に関する諸問題とアカデミアへの行政の期待(仮題)」(厚生労働省 稲木杏里氏)、「共通の敵“がん”とどう向き合うか?―核医学への期待―(仮題)」(がんサポートコミュニティー 大井賢一氏)の講演を行います。新規放射性核種の核医学治療への応用、新規放射性医薬品の薬事承認、保険収載が期待されています。また、核医学診療に対する患者さんからの期待が大きく膨らんでおり、患者さん、核医学診療に携わる医療人、核医学関連企業、日本アイソトープ協会が協働して、核医学診療推進国民会議が立ち上がりました。このような現状について、皆様と情報共有できる機会になればと思います。

今年も最新の情報を盛り込んだプログラムを用意しておりますので、多くの皆様のご参加を心からお待ちしております。